相談者
いやいや、介護職はクズばかりって調べれば簡単に分かることだよ!
国(厚生労働省)が行った調査だと、介護職を離職した理由の75%以上が自己都合ではなく、施設側の理由によるものなんだ。
- 待遇に不満:25.5%
- 自分・家族の事情:24.7%
- 経営理念に不満:23.4%
- 人間関係に不満:23.0%
もちろん、介護職の中には誠実な人も多いけど、そういう人ほど介護職の「闇」の部分が際立って気になるよね。
逆に自分自身もクズって思われているかもしれないので注意が必要。
そこで今回は、「クズ」な施設運営者や上司、同僚について、その対極になる信頼できる職員についてをまとめてみたよ!
共感してもらえる内容のものがあったら嬉しいな。
どうしても今の施設で勤め続けるのは無理!と思っている人にも向けた対応策も用意したので参考にしてね。
実際に居た!クズな施設運営者・上司
その① 自分の考えで周りを振り回す
自分の考えた通りに物事を進めたいという人っているよね。
このようなタイプの人が施設運営者や上司だった場合、運営者や上司の考えに始終振り回されてしまう。
段取りよく進めようと、事前に同意を得ていた内容でも直前で無かったことにされる事もあるから要注意。
自分で指示を出しておきながら、物事が上手く進まないと仕事を丸投げしたり、責任放棄や責任転嫁をしはじめるのでより多くの時間や労力を費やす事になったこともあるよ。
上層部が「責任放棄」や「責任転嫁」しちゃうとクズって思われてもしょうがないよね。
その② 自分の考えが一番と思っている
自分の考えが一番良いと思っている人も一緒に仕事をするうえで骨が折れる存在。
自分のやり方が良いと思っているので、他者から色々と提案しても同意することはあっても、他者からの方法を取り入れたり、任せるということはめったにない。
そのため、こちらから提案した場合、あれこれ文句を言いはするものの具体的な指示はないという事も…。
どう仕事を進めたら良いかわからないと悩んでいるうちに、仕事が進んでいないと注意を受ける事態になってしまうなどがありとても厄介。
その③ 時間にルーズ
時間の取り決めがルーズな事が多く、事前に話し合って決めたスケジュールを直前になって変更することになっても当の本人は焦るということはない…
その様子を見た他の職員が心配して、事前にお客様に約束の時間に間に合わないことを伝えたり、スケジュールの再調整をするという事が発生しても「まぁ、大丈夫でしょ」と気にする様子も見受けられないし。
周囲の人たちが直接上司に注意をすることもできないから、一緒に仕事をする場合は自分と相手のタイムマネジメントをすることになり、すごく骨が折れる。
その④ 会社の備品や設備を私物化する
共同で利用するはずの物品や設備を私有化している施設運営者や上司も困った存在。
施設のお金という意識が無くなってしまっているのか、自分が仕事で使うものだからと経費で購入なんてことは当たり前に行う人も。
このような施設運営者や上司は物品だけじゃなく、社員も私物化する傾向があるんだよね。
買い物や調べ物などプライベートな物事を社員に依頼することも。
仕事中にもかかわらず自分のして欲しいことを優先するよう言いだすので、頼まれた方としても困惑するよね。
その⑤ 暴言がや嫌がらせがひどい
暴言やいやがらせを行って、社員のやる気を奪っている上司の下で働くのも心身ともに苦労が絶えないよね。
上司からすると、相手に問題があり自分は悪くないと思っていることが多いから本当に厄介。
暴言や嫌がらせは、それを受けている職員の心身ともに疲弊させているだけでなく職場の雰囲気も害する行為なんだ。
このような行為をする上司は、原因は他者にあると思っているため意識を変えることは難しく非常にクズな存在と言える。
その⑥ 特定の職員を可愛がる・嫌う
気に入っている職員はあだ名で呼ぶ、ミスに対しても寛容なことも。
一方で嫌い、苦手な職員の名前は呼び捨な事が多く、些細なことでも執拗に責めたてる。
シフトや仕事の割り振りも気にっている職員に対しては、楽な仕事ややりがいのある仕事をふり、嫌いな職員にはきつい仕事や、面倒な仕事をするよう指示をする。
指示された仕事を正当な理由で断っても、さまざまな理由を並べて仕事をせざるを得ない状況に持っていくことも。
特定の職員を贔屓していることは他の職員からみても明らかなので、自然と他の職員も上司に好かれている職員がミスをした際に強く注意しなくなるし。
また、上司に嫌われている職員に対して積極的に関わることが少なくなっていくので、職場の雰囲気が最悪に。
クズな同僚
クズなのは施設運営者・上司だけではなく、同僚にも。
どんな職員がいるのか見ていこう。
その① 苦手な仕事はしない
自分が苦手なお客様の介護をしなくてはいけない状況になると、理由をつけて他の職員が対応するような状況を作り出す。
他の職員が対応してもらう事が難しいとわかると、自分はしたくないので代わりにして欲しいと言ってくることも。
仕事なのだから、苦手な方でも対応するよう上司が諭すと、苦手になってしまったのは自分のせいではなく利用者の言動や行動によるもので、利用者の対応が改善されない限りは出来ないと言う始末。
時間内に終わらせなくてはいけないこともあり、やっかいな同僚を説得するより、物事がスムーズに進むことから他の職員に依頼しちゃうんだよね。
本人からすると自分の意見が通ったと勘違いしてしまうから、ますますやりたくない仕事はしなくなる。
その② 協力的ではない
仕事上に対して非協力的で、依頼されてもやりたがらない態度を取り、むしろ依頼した側に対して時間内に出来ないのが悪いと責め始めることも。
自分の仕事が終われば他の職員が忙しそうにしていても全く構わず、自分のペースで仕事をすることが多い。
その一方で、自分に仕事が集中すると協力を求め、相手が断るとネチネチと文句を言い始め、これ以上は出来ないと言い最終的には担当していた仕事を放棄してしまうことも。
このよなクズがいると、他の職員を負担が増えるんだよね。
その③ 手抜きな仕事をする
掃除など持ち回りの仕事は「自分が手を抜いても別の日に他の職員がちゃんとやってくれる」という理由で手を抜くクズもいる。
そういうクズに複数人で行う仕事の際に手抜きを指摘すれば、
「これが精一杯」
と言い、一人で行った仕事の場合に指摘すれば
「なぜ、手抜きをしたと言い切れるのか」
と逆に詰め詰め寄ってこられたこともあるよ。
きちんと仕事をして欲しいと思っても、本人にやる気がなければ仕方がないことだから、結局気が付いた職員や仕事が出来る職員がクズな同僚の分まで仕事をするこという悪循環にはまっちゃうんだ!
手を抜くクズにとって仕事をしなくて良い状況を作り出してしまうので本当にやるせない。
なんで介護職は「クズ」ばかりなの?
介護現場は常に忙しく、日々の業務をこなすことで精一杯な状況なんだ。
業務負荷の大きさから時間的にも精神的にも余裕がないことや、人間関係のトラブルが起こりやすい事が介護の職場は劣悪と言われる原因となっている。
介護の現場が劣悪になりやすい理由も見ていこう。
その① 職員へのいじめ
介護の現場では長く勤めている「お局」と呼ばれる人たちが、施設長や上司より発言権を持っていることがあるんだ。
お局達がその場所の空気感を作っているから、ほとんどの人たちはお局に逆らうことはできない。
お局達は自分たちが新人時代に受けてきた事を、後から入職した職員に対して行うから、過剰な仕事や厳しい口調などのパワーハラスメントが起きることがある。
もしお局達に対して何か意見を言ったり抵抗しようものなら、自分自身がいじめに合う可能性があるから「見て見ぬふり」が起きるという最悪な職場環境となってしまう。
その② 離職率の高さ
介護職全体の高い離職率も劣悪な環境になってしまう要因の一つ。
肉体的・精神的に過酷な労働環境だから、介護現場は職員不足が常態化していて、1人当たりの業務負担が非常に大きい状況。
また、業務が過密で時間の余裕もないため、新入社員への教育が後回しにされがち。
その結果、経験と知識の少ない新人はミスをしてしまいやすく、業務が過密で心理的に余裕が無い上司や先輩のストレスのはけ口になってしまう…
新人職員は過重労働と人間関係が悪化していく状態に絶えられず辞めてしまうケースも多い。
人の入れ替わりが多いことで、職員同士の連携が取りにくくなっているのも仕事をするうえで厄介な環境と言える。
その③ 誰でも採用されやすい
介護の仕事は無資格未経験からでもやる気があれば採用されることが多いよね。
施設によっては、実務者研修というヘルパーに必要な資格取得にかかる費用を助成してくれる所もあるくらい。
それくらい介護の現場は人手不足に陥っている。
また採用されやすいことから異業種からの転職希望者も多く集まるんだ。
その中には失業して仕方なく介護の仕事をしている人だったり、転職を何度も繰り返しているという人もいる。
色々な人が簡単に始められ、採用されやすい仕事だからやっかいな人が集まりやすいと言えるのかもしれないね。
介護の仕事はやる気があれば採用されることが多い仕事だけど、簡単な仕事ではない。
その仕事に対するギャップからくる不満も劣悪な環境を生みだす原因の一つと言えるね。
逆に言うと、クズばかりな施設に就職してしまったと思ったら我慢しないで転職もしやすいんだ。
信頼できる職員の特徴は?
介護の仕事において、信頼される社員とはどのような職員の事を言うのかな?
ここからは、介護現場で信頼される職員について挙げるよ。
ご自身の職場に当てはまる上司や同僚がいるか参考にしてみて。
その① 利用者だけでなく、同僚にも思いやりがある
信頼できる職員は利用者だけでなく、現場で働く他の職員に対しても思いやりがあるんだ。
急なトラブルに巻き込まれた職員に対しては、心理的なフォローだけでなく自身に時間の余裕があれば一緒に仕事を手伝うことも面倒がらずに行ってくれることも。
困った時はお互い様という気持ちを持っているから、新人職員も安心して仕事に取りくむことができ、ベテラン職員からは仕事を任せられる存在として認識されているよ。
その② 経験・スキルが高く信頼できる
経験とスキルが高い介護職員は、自身の専門的な知識や技術で、周囲の状況に応じた対応ができるんだ。
同時に、コミュニケーションの才能を発揮し、利用者やそのご家族との信頼関係を築くことも得意。
また、予測不能な状況にも冷静に対処し、的確な判断を下す危機管理能力も抜群!
協力を大切にし、同僚たちと円滑な連携を図りながら、必要に応じてリーダーシップを発揮することで、チーム全体を引っ張っていく事もできちゃう。
これらの特長が組み合わさり、経験・スキルが高い介護職員は、信頼できる存在として職場全体に安心感を提供してくれるよ。
ホワイトな職場に転職するコツは?
今勤めている施設で仕事を続けていくことが、限界だと感じたら転職することも視野に入れてみることをオススメだよ!
クズな上司や同僚と働くことで、仕事以外のストレスをため込むのは損でしかないよ!
ここからはホワイトな職場に転職するコツについて解説するね。
その① インターネットを活用する
インターネットを活用して、介護施設や企業の情報を調べることで概要や働く環境に関する情報、求人情報などを確認することが出来るよね。
実際に勤めていた人の口コミサイトや雇用者評価サイトで確認し両方の視点で捉えるのも大切。
ただし、口コミサイトは主観的な記載が多いので、そのまま鵜呑みにせず対応した方がいいよ。
その② 見学してみる
就職する前に職場を見学することで職員間の雰囲気を把握することができるよ。
施設によってはボランティアを募集しているところがあるんだ。
ボランティアを募集していない施設でも介護に興味がある、家族が介護サービスを利用するかもしれないと伝え見学しに行ってみるのもあり。
現場の雰囲気を知ることができれば、入職後に思っていた職場と違うと感じることは少なくなるよね。
その③ 転職エージェントを利用する:
介護業界に詳しい転職エージェントに相談することで、業界のトレンドや特定の施設についての情報を得ることもできるよ。
自身の知りたい内容をエージェントが調べて教えてくれるから、転職時にチェックするポイントなどが定まっていない人や、施設に関して情報収集する時間の無い場合はとても助かるよ。
転職することを視野に入れている場合は、希望条件にあった職場をピックアップしてくれたり、希望すれば履歴書や職務経歴書の添削、有益なセミナーなども提供してくれるので、一人で活動を進めるよりもスムーズに転職活動を進めることが可能になるんだ。