質問者
たしかに、店舗によってはすごく混むし、毎日に新刊ができるから本を並べるのがきつく感じたりすよ。
でも、ネット上の情報もネガティブな情報に偏りがちが気がするな。
「情弱」の人だとネガティブな情報をそのまま受け入れてしまって、本が好きなのに本屋のバイトを敬遠しちゃうと勿体ないよ。
国(厚生労働省)が行った調査では、アルバイトを経験した学生で48%以上が労働条件等で何らかのトラブルがあったと回答していて、いかにバイト選びが重要か分かると思う。
参考:厚生労働省|大学生等に対するアルバイトに関する意識等調査結果
バイトの口コミを読む際に大事なのは、自分にとって合っているか・合っていないか、口コミに隠れた情報まで読み解くこと。
そこで、このページでは、本屋のバイトがしんどいと言われる理由と、実際はどうなのか説明していくね。
ここを読むと本屋のバイトについて偏見なく知ることができるよ。
『本屋のバイトを辞めたい』って人はコチラのページを見てね。
元本屋アルバイトが解説!本屋のバイトがしんどい理由
本屋のバイトがしんどいと言われる主な要因は次の6点かなぁ。
- 細かい仕事が多くてしんどい
- レジが忙しくてしんどい
- 大量の本を並べるのがしんどい
- 売れ筋の発注が難しそう
- お客様の年代が幅広すぎて対応が難しそう
- 問い合わせの電話が難しいそう
これだけだと、よく分からないよね。
ここから本屋のバイトがしんどいと言われる理由を説明するんだけど、イメージしやすいように先に本屋の仕事内容から説明するね。
本屋の仕事内容
まずは売り場説明から始まる本屋が多いんじゃないかな。
駅前だったら話題の本とか新しいコミックが多めだし、大型ショッピングモールの中なら子ども向けの本のコーナーが広いとか、本屋によっても特徴があるからね。
あと「こんな本探してるんですけど…」って問い合わせはレジにくる方が多いから、レジ店員が売り場を覚えてるとスムーズに案内できるんだ。
アルバイトは次にレジ業務を覚えるよ。
大きくまとめると次の5つかな。
- お客様が持ってきた本をレジにスキャン
- 「カバー要りますか?」とお声がけ
- お支払い方法やポイントカードの有無を聞く
- お会計
- 商品を袋に詰めるか、直接手渡す
カバーは雑誌以外を購入したお客様には大体聞くんだけど、お店のロゴが入った紙か無地の紙のカバーをかけてあげるよ。
数をこなすことが多いからあっという間に慣れると思う。
支払い方法とかポイントカードの有無は本屋によって変わるよ。
電子マネーで買う人も最近は増えたけど、本屋は年配のお客様も多いから、現金決済もよくあるね。
レジに慣れてくると、別業務を任されることもあるかも。
- 漫画のシュリンクがけ(中身が読めないように透明のビニールをかける)
- 雑誌の紐がけ、付録を挟む
- 売り場への在庫補充
- 乱れた売り場の整理
- 本の予約や取り寄せ受付
- 特定の本やおすすめの本を探す人の対応
- 電話での問い合わせ対応
- プレゼント包装
この辺が出来るようになると「THE書店員」って感じがして仕事がさらに楽しく感じるかもよ!
ここから「しんどい」と言われる理由を深掘りしていくね。
覚える仕事が多くてしんどい
レジだけでも支払い方法から備品の位置まで覚えることが山ほどあるし、それ以外の業務も任されるかもしれないと思うと不安だよね。
でも最初から「はいやってみて!」なんて教え方をする人はいないから安心してね。
本屋のバイトが初めてだって伝えれば、必ず丁寧に教えてもらえるはずだよ。
レジ業務をしているうちに本の売れ筋とかお客様が店内に入ってからの動き方が見えてくるから、どんな本がどこにあるか自然と頭に入ってくるよ。
正直、レジと売り場案内さえ覚えれば仕事の大半はなんとかなるかも。
だからって、覚えなきゃ…なんて気負わなくてOK。
教えられたことはメモにとればいいんだよ。
実は本屋の仕事を始めたばかりの人はよくメモを見てるんだよね。
みんなスタートは一緒だから、わからないこととか覚えるコツは同僚の人にどんどん聞いていいんだよ。
時間帯によってレジが忙しそうなのをみかけるけど大丈夫?
平日の帰宅ラッシュの時間帯、休日の午後とかは特にお客様が増えるから、めちゃくちゃ忙しくなることもあるね。
レジの列がズラーっと並んでるところを見たことある人も多いんじゃないかな。
そういう時は品出し中の店員もどんどんレジに入るから、お店一丸となって仕事をさばいていくよ。
チームワークを一番感じられる瞬間で、お会計待ちの列が解消されると皆で達成感をわかちあうよ。
逆に暇なときはものすごく暇。
平日の昼間とか、本の発売が少ない日とかね。
そういう間に仕事を覚えたり、売り場に出て在庫補充しながら本の位置を確かめたり、知識を深めることが出来るよ。
忙しい時間帯に向けてレジに備品補充する、なんて行動が自然とできるようになってくると、もうプロだね。
本を運んだり並べるのって意外と重労働なのでは?
一冊では軽くても、何冊も積みあがると確かに重い…。
本屋の仕事が長いと、腰痛に悩んでいる人も多いかも。
極端な例だとぎっくり腰をやっちゃった人もいるんだ。
基本は無理せずに少しずつ運ぶこと。
そうすれば大事な商品を落とすこともないからね。
本や雑誌は毎日なにかしらが発売されているよ。
ただでさえ所狭しと本が並んでいるのに、そこにさらに新刊を並べるなんて大変そうだと思うかも。
でも売り場にある「発売日が少し前の本」を少し減らしてストックの方に下げたり、表紙が見えるように並べていたのを棚にさす陳列に変えれば、意外とスペースはとれるんだ。
あとはそこに並べていくだけ。
重いものを運ぶ機会はあると思うけど、無理を求められることはないから安心してほしいな。
売れてる本を仕入れるのって本に詳しくないとできないよね
これは大丈夫!なぜなら仕入れは基本的に社員の仕事なんだ。
売れている本はすでに出版社の在庫がないことが多いから、売れる前とか話題になった直後に注文をかけているみたいだよ。
そういう仕事ぶりを間近で見ることが出来るから、世の中のトレンドにも敏感になるかも。
話題になる前の本を知れることで、お客様が殺到する頃にはもう読み終えている書店員もいたりするよ。
ベテランになってくると、アルバイトでも仕入れ作業を任されることもあるかもしれないね。
それだけ仕事ができるって認められた証だから、もし頼まれたら自信をもってチャレンジしてみてね。
幅広いお客様がくるから対応が難しそう
まだしゃべることができない赤ちゃんから、90歳越えのおばあちゃんおじいちゃんまで、あらゆる年代の人に向けた本があるから、それだけ客層も幅広いよね。
ただ、どんなお客様でも自分にピッタリの本が買えた時には喜んでもらえるから、やりがいはすごくあるよ。
冬場はクリスマスプレゼントに絵本を選んでいく大人の姿も多くて、キレイにラッピングしてあげるととても感謝されるんだ。
一番困るけど面白いのは
「なんかテレビで言ってた本で…こんな感じのやつ」
「孫に買ってきてって頼まれたんだけどタイトルが思い出せない」
などのざっくりした問い合わせかな。
お店にあるインターネットとか検索端末で一緒に調べたり、同僚に聞いたり、だんだん宝探しゲームみたいな気分になることも。
1点だけあった在庫を見つけ出せた時なんかはお客様と一緒に喜んじゃうよ。
電話対応なんてできるのかな
確かに電話での問い合わせもあるね。
でもどの店舗にもマニュアルがあるはずだから、それに沿ってやりとりしていけば大丈夫。
落ち着いて話を聞き取ることが大事なんだけど、このスキルが身に着けばどこで働いても電話対応が得意になるはず。
- 本を探してるのか、予約したいのか
- タイトルは何か
がしっかり聞き取れればまずはOK。
わからないときは自分だけで抱え込まず、一旦保留にしてわかる同僚に聞けばいいんだよ。
最初から全部こなせる人はいないし電話をとるようになるのもレジ業務に慣れたあとの話だから、一つずつ覚えていけば問題ないからね。
次に本屋のバイトはしんどい事だけではなく、良い点も多くあるから紹介するね。
本屋でアルバイトをする良い点
- お客様から直接お礼を言われることが多い
- 本に詳しくなれる
- 効率的な事務作業が得意になる
本屋にくる方の目的は「本を探している」ことだから、それを叶えてあげるとすごく喜ばれるよ。
ニコニコ笑顔で帰るお客様を見送るとこちらまで嬉しくなってしまうんだ。
社員は本の仕入れや売り場づくり、アルバイトはお客様対応が主な仕事、といった感じですみわけされているところもあるから、ダイレクトに感謝される機会が多いのはバイトのいいところかな。
話題の本だけじゃなくて少しマニアックな本など、幅広いジャンルの書籍に詳しくなれるよ。
本屋に勤めてる人は本が好きな人が多いから、同僚と共通の趣味の話で盛り上がったり、本の情報を交換するうちにいつの間にか仲良くなって、職場に行くのが楽しみになることも。
普段の友達からもオススメの本を聞かれたりして、それに答えられると喜ばれるね。
お仕事はたくさんあるので、優先順位をつけるのが上手になることも良いポイントかな。
忙しい時間帯もあるけど、そんな中でもしっかり任されたことを順番にこなしていけるスキルは、日常生活でもかなり役に立つよ。
まとめ
覚えることが多かったり、重たい本を運んだりと本屋のバイトのしんどいイメージはその通りだと思うけど、実際には一つずつ慣れていけばいいから不安に思わなくて大丈夫だよ。
- 本屋のバイトに向いてるのはこんな人。
- 本が好き(正直この気持ちがあればなんとかなる)
- 誰かに喜んでもらうことが嬉しい
- コツコツやる作業が苦じゃない
記憶力がよくないとか、手先が不器用とかは仕事に関係ないから安心してね。
慣れれば難しくない作業がほとんどだから。
共通の趣味の同僚を見つけることができると友達も増えるよ。
世の中のトレンドに詳しくなれるのはちょっとした自慢になるかな。
少しでも興味があるなら、ぜひチャレンジしてみてほしいと思うよ。