質問者
たしかに、ネット上には高砂熱学工業に関してネガティブな評判も多くあるよね。
でも、一般的にネット上にある評判は、その企業を辞めた元社員が書き込むことが殆どで、ネガティブな評判に偏りがちなんだ。
「情弱」の人は、ネガティブな評判を目にすると、直感や感情で「認知バイアス」に陥り、本当は良い企業を避けてしまう危険も。
『自分は情弱じゃない』って思っている人程、要注意。
国が行った調査で、大卒の新規学卒就職者で3年以内の離職率は、32%以上!
この結果からも、企業選定の重要性が分かるよね。
ちなみに、企業のネガティブな評判が就職希望者に及ぼす悪影響は次の記事で紹介されていて、今まで知らなかった人は要チェック。
このページでは高砂熱学工業が「やばい」と言われる理由と、ネガティブな評判の裏に隠されている情報を深掘りして解説するね。
このページを読むと、高砂熱学工業について偏見なく企業分析ができるようになるよ。
元社員の評判を解説!高砂熱学工業が「やばい」と言われる理由とは
「やばい」と言われる主な要因として次の点が挙げられるかなぁ。
- 仕事が幅広く新人のうちは苦労する可能性もある
- 会社からの課題や研修が多く、拘束時間が長い
- 内勤でも外勤でも賞与額が変わらず、不満を感じることもある
- 技術職の人手が不足している
- ゼネコンの労務環境に合わせなければならず、長時間労働になりがち
- 新卒入社すると必ず2年間の現場研修があるが、その後内勤になることもある
これだけだと、よく分からないよね。
ここから「やばい」と言われる理由を深掘りしていくんだけど、理解してもらいやすいように先に「どのような企業か」から説明するよ。
『もう知っている』って人は読み飛ばして。
どんな企業?
高砂熱学工業株式会社は「空気調和設備」を中心とした事業を展開する企業。
熱と空気を高度に操る技術で数多くの特許を取得していて、空調設備の企画・設計・施工・保守において国内トップレベルの実績を残しています。
一般消費者に知名度が高い企業ではないけれど、東京ドームや日本武道館・東京証券取引所など、さまざまな分野の大規模工事を手掛けています。
2023年11月16日に創立100周年を迎えたかなりの老舗。
本社は東京都新宿区にあり、売り上げ高は連結で3,388億円(2023年3月期)、従業員数は2,166名(2023年3月末)です。
空調設備事業が中心ですが「建設事業」「設備保守・管理事業」「カーボンニュートラル事業」「環境機器製造・販売事業」にも取り組んでいます。
そんな高砂熱学工業株式会社だけど、ネット上にある悪い評判を実際に見ていこう。
仕事が幅広く新人のうちは苦労する可能性もある
やるべき事はとても多いため、今後は業務をどれだけ効率的に完了させられるかが重要になってくる。
引用:転職会議
仕事の幅が広く、やることもとにかく多い。
経験を積めばある程度効率化できると思うけど、仕事のやり方に慣れない新人のうちはかなり苦労するんじゃないかな。
実際新人のうちは、毎日やるべきことをやり切るのに精一杯という感じだったね。
新人のうちからいろんな経験ができるから、早く仕事を覚えたい人はどんどん成長できる環境だと思うよ。
成長意欲が高い人にはおすすめできる会社だね。
会社からの課題や研修が多く、拘束時間が長い
企業というより業界の課題だが、残業等含めの拘束時間が長い。
引用:転職会議
専門的な仕事に携わらなければいけないから、会社からの課題や研修が頻繁にあります。
業務も大変なのに、課題や研修も行わなければいけないから、仕事の拘束時間は必然と長くなる。
正直面倒だと思うこともあったかな。
年に1〜2回集合研修があって、そこで同期と久しぶりに顔を合わせることができたのは嬉しかったかな。
研修として強制的に学ぶことは、仕事に必要な知識を独学で学べる自信がないという人にとってはいい機会だと思うよ。
内勤でも外勤でも賞与額が変わらず、不満を感じることもある
内勤と外勤のボーナスが一緒というのに納得がいかない。
引用:openWork
内勤でも外勤でも賞与額が同じことに対して、不満を感じる人も一定いたね。
外勤の場合、現場で命に関わるように仕事をすることもあるから、内勤と賞与額が同じなのは納得がいかないということみたいで…
内勤でも技術的な専門知識が必要な仕事もあるから、一概に内勤の方が外勤より楽な仕事をしているわけではないと思うよ。
向き不向きや好みの問題だと思うし、外勤から内勤へ異動できたりもするので、働き方の選択肢があっていいんじゃないかな。
技術職の人手が不足している
近年施工管理の働き方が問題視されており、技術職を志望する学生が減ってきている。
引用:転職会議
現場で働く技術職の人手が不足している状況。
人手は足りないものの、空調設備の会社の中では大手なので仕事は減らない。
そんな状態だけど、新事業を始めようとしていて、始めるのはいいけどもっとそっちに人員を回せるように人を採用したほうがいいんじゃないかなと思ったね。
人手が足りないほど仕事があるということは、会社としては順調ということではあるね。
すぐに会社が潰れるようなことはないと思うから、安心して長く働き続けたいという人にはおすすめの会社です。
ゼネコンの労務環境に合わせなければならず、長時間労働になりがち
業界の構造上、どうしてもゼネコンの労務環境に合わせる必要があるのが現状。
引用:転職会議
正直残業は多いです。
きちんと残業代は支給されるけど、残業は全くしたくないという人にはこの会社はおすすめしないかな。
業界の構造上、ゼネコンと呼ばれる総合建築会社の労務環境に合わせる必要があるのも、残業が多くなる原因だね。
今は働き方改革のため、いろんな取り組みを行っていて、残業の多さも徐々に少なくなっていると思う。
大変な仕事だけど、誰もが知っているような大きな建物の工事に関わることができて、プロジェクトが終わった後はとても達成感があってやりがいは感じられると思うよ。
新卒入社すると必ず2年間の現場研修があるが、その後内勤になることもある
技術職、事務職にもかかわらず、2年間の現場研修がある。
引用:openWork
新卒で入社すると、技術職・事務職に関わらず、必ず2年間の現場研修が待っているんだ。
その後に技術職でも内勤になることがあって、現場で働き続けられるとは限らないんだよね。
だから、現場で働きたいと考えている人は、入社前に認識しておいた方がいいです。
事務職で入社した人は、現場に出なきゃいけないのを不満に感じる人もいるかもしれないね。
事務職として働くにしろ、技術職として現場・内勤で働くにしろ、2年間の現場研修は経験としてムダにはならないと思う。
現場がどんな仕事をしているかは、内勤でも認識しておいたほうが仕事に役立つと思うよ。
企業のネガティブな評判が就職希望者に及ぼすネガティブバイアスが気になる人は、次のページでチェック。
ここまで「やばい」と言われる理由を説明してきたけど、もちろん良い評判もあるから説明させてね。
高砂熱学工業の良いところ
人材育成に非常に力を入れている
若くして責任ある立場を任されるため、成長できる。
引用:openWork
技術に関する研修はとても充実していて、人材育成にとても力を入れている企業だと感じたね。
新卒で入社すると、ある程度の年次までは毎年何度か集合研修がありました。
会社がきちんと機会を与えてくれるから、成長意欲が高い人は環境を利用してどんどん成長できると思うよ。
仕事のスケールが大きくやりがいを感じられる
業界最大手であり日本を代表する建築物に携わることができ、自身のスキルアップにつながります
引用:転職会議
日本を代表するような建築物に携わることができるから、やりがいはとても大きい。
技術力の高さもあって、顧客からの信頼も厚いから、仕事はやりやすかったかな。
家族や友人に自分の仕事を胸を張って伝えることができて、とても誇らしく感じたね。
給与は同世代と比べて高水準で、残業代もきちんと支給される
残業代がしっかり支払われる。管理職にならずとも1000万円プレイヤーになれる。
引用:転職会議
給与は同世代の友人と比べても、高い金額をもらえていたと思う。
昇格するたびに給与は上がって、30代で1000万円を超える人も少なくなかったね。
残業が多いという点は気になるところではあるけど、しっかりと残業代は支給されるから、働いた分だけ給与が出るので不満は感じなかったかな。
若手のうちは社宅に格安で住むことができる
会社紹介のワンルーム物件(社宅扱い)であれば月1万ほどで居住可能。
引用:転職会議
若手のうちは格安でマンションに住むことができたよ。
転勤になったとしても、転勤先の家賃を会社が負担してくれます。
家賃が節約できると、生活に余裕が出るからかなり助かったかな。
新卒で実家から出てきて一人暮らしをしなければいけない、という人にとってはとてもいい会社だと思うよ。
まとめ
どうだったかな?
このページで一番伝えたかったことは、就職先企業を選定する際、ネガティブな評判を目にしても、そのまま真に受けないで欲しいということ。
企業に対するネガティブな評判は、そのまま当てはまる人もいれば、人によってはポジティブな面として捉えることが出来る情報もあったよね。
企業分析する際は、自己分析も並行して行って、認知バイアスに陥らないように適切な判断の軸を持つようにしよう!
認知バイアスに陥らない一番確実な方法は次の記事で紹介されていて、知らない人は要チェック。