某大手家電量販店で採用担当。家電業界は10年以上で家電業界の就職・転職事情に熟知している。
質問者
確かに、誰でも受かると言われる企業の面接に落ちると辛いよね。
だけど、「ヤマダ電機は誰でも受かる」という情報は嘘。
いくら人材不足が深刻と言われている家電業界でも「面接で落ちた」人は必ずいるし、ヤマダ電機の採用担当者もその人の人間性を否定して不採用にしている訳ではないんた。
重要なのは、面接で不採用になった原因を分析して、次の面接に備える事。
そこで、このページでは、「ヤマダ電機は誰でも受かる」と言われる理由と、「ヤマダ電機の面接に落ちた人」の原因を解説するよ。
あと、ヤマダ電機の話ではないけど、一般的に「誰でも受かる」と言われる企業に入社する場合、次のリスクがあるから慎重に検討する必要があるんだ。
- 単純作業でスキルを必要としない(キャリアップが難しい)
- 収入アップが難しい
- 長時間労働の傾向がある
- 人間関係が良好ではない可能性がある
- 離職率が高い可能性がある
※上記はヤマダ電機の事ではなく、一般的に言われている事。
「誰でも受かる」と言われる企業に就職を考えている人の特徴として、自分に自信がなかったり、市場価値を低く見積もっている人が多いんだ。
もし、あなたが「誰でも受かる」という理由で就職先を決めようとているのなら、一度以下のサイトでご自身の「市場価値診断」をしてみて。
スマホで診断が出来て、私は意外な結果で、転職について考え直す良いキッカケになったんだ。
[プロモーション] ミイダス株式会社 無料
新卒者向けはコチラ
[プロモーション] HRクラウド株式会社 無料
自分のスキル・経験に自信が持てなくて、誰でも受かりそうな企業に就職を考えているなら、一度自分の「市場価値」を確認しないと就職に失敗するよ。
「ヤマダ電機が誰でも受かる」と言われる理由は?
誰でも受かると言われる主な理由は次の通り。
- 採用者数を増やしているから
- 店舗数・売場面積を増やしているから
- 営業時間に合わせて人手を確保する必要があるから
- 土日祝日の仕事があるから
- 転勤が負担になるから
ここから、「誰でも受かる」と言われる理由を深掘りして説明していくんだけど、理解してもらいやすいように先にヤマダ電機がどのような企業でどのような求人があるか説明していくよ。
ヤマダ電機の概要、求人の内容と仕事内容
家電量販店で有名なヤマダ電機は株式会社ヤマダホールディングスの傘下にある株式会社ヤマダデンキが運営しているよ。
2020年に株式会社ヤマダ電機から株式会社ヤマダホールディングスに商号を変更して、グループ会社による運営体制を構築したんだ。
ヤマダ電機は同社のデンキセグメントの中核を担っている会社。
ヤマダホールディングスでは「くらしをまるごと」というコンセプトで家電だけでなくインテリアやリフォームなどにも手を広げているんだ。
ヤマダ電機では親会社との連携も必要だけど、注力しているのは家電販売。
ヤマダ電機の新卒募集では販売職・営業職として活躍する人を総合職として募集しているよ。
総合職で採用されたら店舗で販売職を担当するのが基本。
主な仕事内容は以下の3つだよ。
- 接客対応
- 電話対応
- 売場管理
販売職は接客を通して家電の売り上げを伸ばすことが重要。
店頭での接客だけでなく、電話の対応もするよ。
併せて重要なのが売場管理。
売場管理は商品展示の切り替え、価格表示の変更、商品の補充などが含まれていて業務の内容はさまざま。
売れるようにする店舗作りをすることが販売職に求められているんだね。
これらの点を踏まえて、ヤマダ電機が「誰でも受かる」と言われる理由を見ていこう。
ヤマダ電機が誰でも受かると言われる理由
採用者数を増やしているから
ヤマダ電機で採用されやすいのは新卒採用を増やしていて、男女別の採用人数の推移を見てみると一目瞭然。
年度 | 男性 | 女性 | 合計 |
---|---|---|---|
2021年3月期 | 388 | 197 | 585 |
2022年3月期 | 358 | 241 | 599 |
2023年3月期 | 573 | 303 | 876 |
600人くらいだった採用枠が2年間で900人に増加したんだ。
これだけたくさんの新卒を採用しているから内定を獲得しやすいんだね。
店舗数・売場面積を増やしているから
ヤマダ電機は店舗の展開・拡張に精力的に取り組んでいるよ。
店舗数が増えたり、店舗を広げたりしたら販売職を増やすことが必要。
決算説明会資料から実績を見てみるとわかりやすいね。
年度 | 国内直営店舗数 | 売場面積 |
---|---|---|
2022年3月期 | 978店舗 | 2,703,306㎡ |
2023年3月期 | 999店舗 | 2,803,593㎡ |
※国内直営店
1年間で21店舗も増やしていて、売場面積は10万㎡も拡大しているんだよ。
東京ドームが46,755㎡なので、東京ドームホテル2つ分くらいの拡張。
売場が広がった分だけ販売職も増やすことは必須。
さらに2022年3月期の決算説明会資料では、国内直営店の売場面積を毎年5.0%ずつ拡張する計画を発表しているんだ。
今後も積極採用をする必要がある企業状況なんだね。
営業時間に合わせて人手を確保する必要があるから
ヤマダ電機は販売を担当する人手の確保が課題。
店舗によって営業時間は違うけど、9時か10時~22時くらいまで営業しているのが一般的。
従業員には1日8時間を原則として働いてもらう必要があるからシフト制を組んで営業時間を全部カバーできるようにしているんだ。
早番と遅番でシフト管理をしているのがヤマダ電機では一般的。
毎日両方に対応できる人を確保しないとだから採用に積極的なんだ。
土日祝日の仕事があるから
ヤマダ電機は当然、土日祝日も店舗営業をしているよね。
販売職になる土日祝日も仕事があって負担を感じる人もいる。
平日に働いて、土日祝日は休みたい人にはミスマッチだよね。
実際に働いてみて、負担を感じて辞めてしまう人もいるんだ。
ヤマダ電機の平均勤続年数は2022年3月期で12.6年、2023年3月期で9.9年。
厚生労働省の賃金構造基本統計調査では2022年では平均12.3年なので、全体として見れば悪くはないね。
でも、土日祝日の仕事の負担を感じて辞めている人もいるから採用活動が活発なんだよ。
転勤が負担になるから
販売職としてヤマダ電機で働いている間は転勤を命じられる場合があるよ。
ヤマダ電機としては全店舗できちんと接客できる店舗経営が必要。
辞めてしまった人がいて人手が不足すると、他の店舗で働いていた人が転勤になることがあるんだ。
遠方への転勤になる場合もあるので、働き続けられないと判断して辞める人もいる。
ヤマダ電機ではこのようなトラブルを減らせるように、全国各地でたくさん採用して転勤の負担を減らすようにしているよ。
以上がヤマダ電機が誰でも受かると言われる理由なんだ。
最初にも伝えたけど、もし「誰でも受かる」という理由でヤマダ電機に転職を考えているなら以下のサイトでご自身の「市場価値」を確認してみて。
[プロモーション] ミイダス株式会社 無料
新卒者向けはコチラ
[プロモーション] HRクラウド株式会社 無料
次に「誰でも受かる」という理由だけで入社しても、企業とミスマッチが原因ですぐ退職してしまうとお互いにとって良くないので、どのような人が求められているか見ていこう。
ヤマダ電機が求めている人、ミスマッチな人
ヤマダ電機に就職するなら活躍できるのかを考えることが大切。
マッチするのは以下のような特徴がある人だよ。
- 変化に対応していく力がある人
- ポジティブに物事に取り組む人
- 人を喜ばせたいという意志がある人
どんな人がヤマダ電機で求められているのかを説明するね。
変化に対応していく力がある人
ヤマダ電機では変化に対する柔軟な対応ができる人を求めているよ。
家電業界は新しい製品の登場や顧客ニーズの変化が起こりやすいのが特徴。
どんな変化も受け入れて、ベストを尽くしていく気持ちがある人が期待されているよ。
ポジティブに物事に取り組む人
ヤマダ電機では積極性を大切にしているよ。
自分の発想を生かして活路を切り開いていくことが期待されているんだ。
社会の変化に対応できるという意味でも重要だけど、顧客が受ける印象にも影響があるから大切なポイントだよ。
ポジティブな雰囲気で接客してもらえると印象が良いよね。
顧客に良い印象を与えられる人が活躍できる仕事なんだ。
人を喜ばせたいという意志がある人
ヤマダ電機では「人を喜ばせたい」と考えて働ける人がマッチするよ。
販売職は顧客との接点になる重要な職種。
ヤマダ電機にとっては「顔」になる。
だから顧客に喜んでもらいたいという気持ちで接する力がある人が求められているんだよ。
最後に、「ヤマダ電機は誰でも受かる」という訳ではなく、もちろん不採用にあった人もいるからその理由を見ていこう。
ヤマダ電機の面接に落ちた人の特徴
こんなタイプの人は採用されない場合があるから気を付けようね。
- スムーズな会話ができない人
- 入社後の目標がはっきりしていない人
- 家電販売の仕事がイメージできていない人
ヤマダ電機で採用を見送られてしまう人の特徴を詳しく見ていくよ。
スムーズな会話ができない人
ヤマダ電機に就職したらまず重要なのが接客。
顧客とスムーズに会話ができない人は採用を見送られる可能性が高いよ。
面接で話をしている途中で考え込んでしまうのはNG。
はっきりと伝えたいことを前面に出して話せること、相手の話をきちんと聞いて理解できることが大切だよ。
入社後の目標がはっきりしていない人
入社してから何をしたいのかがはっきりしていないと不採用になる場合があるよ。
入社後の目標や、活躍したいことを具体的に説明できることが重要。
「お客様から自分を指名してもらえるようになりたい」といった目標を立てよう。
面接でも入社後の目標を質問されることが多いので回答を準備しておこうね。
家電販売の仕事がイメージできていない人
ヤマダ電機に就職した後、どのような仕事をするのかをイメージできていないと採用されない可能性があるよ。
総合職として新卒で就職すると、店舗で販売を担うのが一般的。
面接では「売り場で販売をしたい家電は何か、その理由は何か」といった質問をされている人もいるよ。
自分で家電を使ってきた経験から、売りたいものを具体的に説明できるようにしておこうね。
販売するという立場で接客をイメージした対応ができないと不採用になる可能性があるよ。
相手に合わせてわかりやすく説明するのが苦手な人にはあまり向いていないかもしれないね。
まとめ
もし、「誰でも受かる」という理由で企業に就職を考えているなら、自分の市場価値を客観的に確認するべき。
「誰でも受かる」と言われる企業でも、面接で落ちる人はいるし、入社したとしてもミスマッチにより退職してしまうと自分にも企業にとってもデメリットが大きいんだ。
[プロモーション] ミイダス株式会社 無料
[プロモーション] HRクラウド株式会社 無料