某大手警備企業で採用担当。警備業界は15年以上で警備業界の就職・転職事情に熟知している。
質問者
確かに、誰でも受かると言われる企業の面接に落ちると辛いよね。
だけど、「ALSOKは誰でも受かる」という情報は嘘。
いくら人材不足が深刻と言われている警備業界でも「面接で落ちた」人は必ずいるし、ALSOKの採用担当者もその人の人間性を否定して不採用にしている訳ではないんた。
重要なのは、面接で不採用になった原因を分析して、次の面接に備える事。
そこで、このページでは、「ALSOKは誰でも受かる」と言われる理由と、「ALSOKの面接に落ちた人」の原因を解説するよ。
あと、ALSOKの話ではないけど、一般的に「誰でも受かる」と言われる企業に入社する場合、次のリスクがあるから慎重に検討する必要があるんだ。
- 単純作業でスキルを必要としない（キャリアップが難しい）
- 収入アップが難しい
- 長時間労働の傾向がある
- 人間関係が良好ではない可能性がある
- 離職率が高い可能性がある
※上記はALSOKの事ではなく、一般的に言われている事。
「誰でも受かる」と言われる企業に就職を考えている人の特徴として、自分に自信がなかったり、市場価値を低く見積もっている人が多いんだ。
もし、あなたが「誰でも受かる」という理由で就職先を決めようとているのなら、一度以下のサイトでご自身の「市場価値診断」をしてみて。
スマホで診断が出来て、私は意外な結果で、転職について考え直す良いキッカケになったんだ。
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自分のスキル・経験に自信が持てなくて、誰でも受かりそうな企業に就職を考えているなら、一度自分の「市場価値」を確認しないと就職に失敗するよ。
「ALSOKが誰でも受かる」と言われる理由は？
誰でも受かると言われる主な理由は次の通り。
- 総合職でさまざまな職種を採用しているから
- グループで新卒の合同募集をしているから
- 個人・法人の両方のサービスを展開しているから
- 日勤も夜勤も必要だから
- 残業が長くて負担経験が大きいから
ここから、「誰でも受かる」と言われる理由を深掘りして説明していくんだけど、理解してもらいやすいように先にALSOKがどのような企業でどのような求人があるか説明していくよ。
ALSOKの概要、求人の内容と仕事内容
ALSOKは綜合警備保障株式会社のコーポレートブランド。
住宅や施設の警備を主要業務として、ホームセキュリティや防犯対策などの安全・安心を提供するサービスを展開。
ALSOKは警備にかかわる技術を活用して事業を拡張している。
高齢者のみまもりなどの介護事業や、防災事業、警備輸送などの業務も提供しているよ。
ALSOKの新卒の求人は3種類。
警備の人材が貴重だけど、他にもさまざまな職種を募集しているよ。
総合職コース
総合職はALSOKの経営に必要なさまざまな職種になれるコース。
ALSOKでは総合職を大枠で営業、ガードセンター、資金（現金輸送等）、技術、経理の職種に分けていて一斉に採用しているよ。
売上の担い手の営業職、現場で実務を担当するガードセンターは特に需要が高い職種だね。
常駐警備コース
常駐警備コースは顧客の施設で防犯や防災のために管理や監視をする警備職になるためのコース。
カメラによる監視や巡回による現場確認をして、警備のプロとして顧客の施設で働く仕事。
セキュリティ対応をするだけでなく、施設の安全に関するコンシェルジュとしての役割も果たすALSOKの重要職種だよ。
R&D職コース
R&D職コースは研究開発職になって活躍するための専門コース。
最新技術を取り入れて効率的に安全・安心の警備サービスを提供できるように研究開発を担うのが特徴だよ。
ITインフラの構築やシステムの管理も担っているんだ。
これらの点を踏まえて、ALSOKが「誰でも受かる」と言われる理由を見ていこう。
ALSOKが誰でも受かると言われる理由
総合職でさまざまな職種を採用しているから
ALSOKは総合職採用をして新卒を多様な職種に配属しているのが特徴。
営業を中心として、ガードセンターなどの現業部門にも配属する仕組みになっているよ。
さまざまな特徴の人を採用して適材適所の配置をしているんだ。
全体として採用人数を増やす必要があるから採用されやすいんだね。
グループで新卒の合同募集をしているから
ALSOKでは綜合警備保障株式会社だけでなく、グループ会社11社との合同募集をしているよ。
応募前に参加が必要なセミナーの受講、一次面接、適性検査はすべて同じプロセスでOK。
二次面接から綜合警備保障株式会社またはグループ会社の個別選考を受ける仕組み。
希望する会社や職種に合わせて割り振ってもらえるのも特徴。
マッチしそうなところを選べるから採用確率を上げやすいよ。
個人・法人の両方のサービスを展開しているから
ALSOKは個人も法人も顧客としてサービスを提供している警備会社。
事業も拡大しているから人手が不足していて採用が活発に進められているよ。
| 入社年度 | 男性 | 女性 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 385人 | 120人 | 505人 |
| 2022年度 | 454人 | 146人 | 600人 |
| 2021年度 | 433人 | 143人 | 576人 |
安全と安心を提供するために多角的な事業を展開するのがALSOKの戦略。
営業職や警備職の人材は特に必要だから採用が活発なんだね。
警備職は日勤も夜勤も必要だから
ALSOKの警備職は24時間対応できることが必要。
警備の仕事は日勤と夜勤の人が担当しなければならないから人材の確保が欠かせないんだ。
ALSOKでは日勤中心、夜勤中心の働き方が可能。
夜勤のときには15時間拘束で12時間も働く必要があるから大変なんだ。
夜勤の働き方に慣れられなくて退職している人もいるよ。
だから新しい人材を積極的に採用する必要があるんだね。
残業が長くて負担経験が大きいから
ALSOKは残業時間が長くて、辞めてしまう人もいるよ。
厚生労働省の毎月勤労統計調査令和4年分結果確報によると一般労働者の月平均残業時間は13.9時間。
ALSOKでは月平均残業時間が40時間近くなっているんだ。
年度毎の月平均残業時間
- 2023年度：36.0時間
- 2022年度：40.7時間
- 2021年度：37.6時間
ALSOKの平均勤続年数は18年前後なので優良。
でも、全体で見ているので、負担が大きい営業職や警備職は入れ替わりが多いんだ。
若くて体力がある新卒を採用して補う必要があるんだね。
以上がALSOKが誰でも受かると言われる理由なんだ。
最初にも伝えたけど、もし「誰でも受かる」という理由でALSOKに転職を考えているなら以下のサイトでご自身の「市場価値」を確認してみて。
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次に「誰でも受かる」という理由だけで入社しても、企業とミスマッチが原因ですぐ退職してしまうとお互いにとって良くないので、どのような人が求められているか見ていこう。
ALSOKが求めている人、ミスマッチな人
ALSOKでは以下のような人の採用を進めているよ。
- 責任感があって誠実な人
- 主体的に社会貢献をしたい意欲がある人
- コミュニケーションが得意な人
ミスマッチを起こさないようにどんな人が必要とされているかを知っておこうね。
責任感があって誠実な人
警備の仕事には責任感が必要。
現場では一人だけのこともあるから責任は重大だね。
顧客対応をするときには誠実で信頼を得られることがポイント。
ALSOKでは仕事にきちんと自分の責任で取り組める人を求めているよ。
主体的に社会貢献をしたい意欲がある人
ALSOKでは安全・安心を提供して「社会を支える、力になる」ことをスローガンにしているよ。
主体的に社会貢献をして、支えていける人を求めているんだ。
営業職や警備職では顧客第一の目線でサービスを提供できる人が期待されているよ。
コミュニケーションが得意な人
コミュニケーションスキルは重要な要素。
ALSOKでは顧客とのコミュニケーションを密に取って、喜ばれるサービスを提供する必要があるからだよ。
社内との連携をしてALSOKとしてのベストを尽くせることも大切。
誰とでも円滑にコミュニケーションを取れる人が活躍できるんだね。
最後に、「ALSOKは誰でも受かる」という訳ではなく、もちろん不採用にあった人もいるからその理由を見ていこう。
ALSOKの面接に落ちた人の特徴
ALSOKの求人に応募して不採用になっている人もいるよ。
こんな人は不採用になる可能性があるので注意が必要。
- 面接で受け答えがうまくできなかった人
- 他社との比較調査をしていない人
- 社会人としてのマナーができていない人
就活で成功できるように対策も含めて見ておこうね。
面接で受け答えがうまくできなかった人
コミュニケーションスキルはALSOKの採用でよく見られているポイント。
営業職や警備職では顧客とのコミュニケーションは必須。
面接を通して相手に不快感を与えないレベルの受け答えができるかをチェックしているよ。
面接で受け答えがちぐはぐでコミュニケーションができていないと思われると採用を見送られるリスクが高いよ。
他社との比較調査をしていない人
警備業界の他社との比較調査をしていない状況で応募すると採用されない可能性があるよ。
ALSOKは警備を中心とする大手会社。
セコムなどの他の警備会社と比べて、なぜALSOKを選んだのかを聞かれることはあって当然だよね。
競合他社と比較してALSOKの強みを押さえていることが重要。
きちんとALSOKについて理解していて、自分がどのように事業に貢献できるかを説明できれば問題なし。
競合他社も含めて企業分析をしていないと採用されない可能性があるよ。
社会人としてのマナーができていない人
社会人としての基本マナーが身についていることは重要。
営業職では個人・法人の顧客から信頼してもらえないと仕事にならないよ。
警備職でも顧客から快く受け入れてもらうことが必要。
清潔感のある身だしなみを整えて、ビジネスマナーを理解して面接に対応するのが肝心。
第一印象でネガティブに捉えられてしまうと不採用になるので注意しようね。
まとめ
もし、「誰でも受かる」という理由で企業に就職を考えているなら、自分の市場価値を客観的に確認するべき。
「誰でも受かる」と言われる企業でも、面接で落ちる人はいるし、入社したとしてもミスマッチにより退職してしまうと自分にも企業にとってもデメリットが大きいんだ。
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