アクセンチュア 誰でも入れる【理由5選】アクセンチュアの内定はすごい?

アクセンチュア 誰でも入れる

筆者・監修

某大手IT系企業で採用担当。IT業界は15年以上でIT業界の就職・転職事情に熟知している。

質問者

先日、アクセンチュアの面接に落ちたんだけど人間性を否定されたような気がして…。「アクセンチュアは誰でも入れる」って情報があっただけに、落ち込んでいるんだよね。

確かに、誰でも入れると言われる企業の面接に落ちると辛いよね。

だけど、「アクセンチュアは誰でも入れる」という情報は嘘。

いくら人材不足が深刻と言われているIT業界でも「面接で落ちた」人は必ずいるし、アクセンチュアの採用担当者もその人の人間性を否定して不採用にしている訳ではないんた。

重要なのは、面接で不採用になった原因を分析して、次の面接に備える事。

そこで、このページでは、「アクセンチュアは誰でも入れる」と言われる理由と、「アクセンチュアの面接に落ちた人」の原因を解説するよ。

あと、アクセンチュアの話ではないけど、一般的に「誰でも入れる」と言われる企業に入社する場合、次のリスクがあるから慎重に検討する必要があるんだ。

  • 単純作業でスキルを必要としない(キャリアップが難しい)
  • 収入アップが難しい
  • 長時間労働の傾向がある
  • 人間関係が良好ではない可能性がある
  • 離職率が高い可能性がある

※上記はアクセンチュアの事ではなく、一般的に言われている事。

「誰でも入れる」と言われる企業に就職を考えている人の特徴として、自分に自信がなかったり、市場価値を低く見積もっている人が多いんだ。

もし、あなたが「誰でも入れる」という理由で就職先を決めようとているのなら、一度以下のサイトでご自身の「市場価値診断」をしてみて。

スマホで診断が出来て、私は意外な結果で、転職について考え直す良いキッカケになったんだ。

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自分のスキル・経験に自信が持てなくて、誰でも受かりそうな企業に就職を考えているなら、一度自分の「市場価値」を確認しないと就職に失敗するよ。

「アクセンチュアが誰でも受かる」と言われる理由は?

アクセンチュアの内定はすごい?

内定を貰えると「すごい」かどうかは、誰を基準にするかも変わってくるよね。

客観的なデータとして、東洋経済オンラインの「入社が難しい有名企業ランキング」によると、アクセンチュアの順位は59位。

日系企業も含めた競合企業と比較すると以下の通り。

  • 26位:アビームコンサルティング
  • 52位:NTTデータ
  • 59位:アクセンチュア
  • 66位:日本IBM
  • 97位:日立製作所
  • 142位:富士通

ちなみに、アクセンチュアは前々回44位・前回53位と、年々順位を落としている点に特徴があるんだ。

その理由として、アクセンチュアは大量採用を行っている背景があるよ。

アクセンチュアの従業員数推移を見ると2015年が約6,000人だったのに対して、2023年には約23,000人と4倍弱になっている。

ではなぜ、採用人数が増えているのか、「誰でも入れる」と言われる真相を深掘りして見ていくんだけど、その前に理解してもらいやすいように企業概要とどのような職種があるか先に説明させてね。

アクセンチュアの概要、求人の内容と仕事内容

アクセンチュア株式会社は、コンサルティングとエンジニア派遣をおこなう外資系企業。

主要オフィスは東京都港区にあって、北海道から九州まで13の拠点を持っているよ。

従業員数は約23,000人(2023年12月)。

新卒・第二新卒・経験者・障がい者・地方限定など幅広く採用活動をおこなっているんだ。

特に中途採用の割合が大きく、2023年度は78%が経験者枠で入社したよ。

新卒ついても2025年度は300名以上採用する予定だね。

主に募集している職種と仕事内容は以下のとおり。

  • ビジネスコンサルタント:企業や公的機関のビジネス課題を解決するIT策を提案
  • デジタルコンサルタント:先端のデジタルテクノロジーを用いた顧客体験を提案
  • ソリューションエンジニア:システムの仕様打ち合わせから構築まで担当
  • データサイエンティスト:データ解析とビジネスへの実装提案
  • AIアーキテクト:AIとITを組み合わせたエンジニアリング技術の提供
  • クリエイティブ:顧客のビジネス設計や課題を深堀する企画提案
  • デザイン:デザイン面からリサーチした結果によるサービスやプロジェクト提案
  • コンテンツデザイン:コンテンツのブランディング・設計・企画・制作をおこなう
  • オペレーションスペシャリスト:顧客の事務や業務を実行する地域限定のBPO職

プロジェクト立案からエンジニア派遣まで社内で一貫提供できる体制が整っているよ。

アクセンチュアが誰でも受かると言われる理由

アクセンチュアに応募すれば採用されやすいと言われている理由はコチラ。

  • 幅広い人材を受け入れているから
  • 事業領域を拡大したから
  • 外資系に合わない人はすぐ辞めてしまうから
  • 女性の採用を強化しているから
  • 全国転勤を受け入れてくれる人が必要だから

外資系ならではの特徴が採用に影響している点を紹介するね。

幅広い人材を受け入れているから

応募内容は出身学部学科不問なだけでなく、性別や国籍、年齢も制限なし。

個々のスキルや経験に基づいて会社を成長させてくれる人材かを重視しているよ。

大量採用することで、経営理念に共感する社員と出会う可能性を増やしているんだ。

次のように研修メニューが充実しているから、どんな人でもコンサルティングやSEとして活躍できる土壌があるよ。

  • 年間10億ドル以上を継続学習と専門スキル育成プログラムに投資
  • 実践的なスキルを学べるe-Learningプログラムを24,000以上用意
  • ERP、SCM、CRMなどが学べるソリューション研修を実施
  • Microsoft、Google、AWS、SAP、Salesforce、ServiceNowなどの資格取得も支援
  • 語学スクールといった社外のスクールが受講できる
  • コンサルティングやエンジニアなど所属組織別・スキル別のトレーニングを用意
  • クリフトンストレングステストのようなツールを用いたリーダーの育成支援​
  • ピープルリードというメンター社員が1人1人にあわせたキャリア形成をサポート

即戦力よりも潜在力を重視し、社員のスキルアップを積極的に支援しているよ。

事業領域を拡大したから

アクセンチュアは2000年以降でBPOやDX化といったデジタルサポート領域を拡大。

これまで以上にクリエイティブな技術者が必要だから、採用を増やしているよ。

先端テクノロジーを含めた専門性をプロジェクトに組み込むことを強みとしているので、多様なバックグラウンドを持つ人員は大歓迎。

自由なスタイルで働ける制度も取り入れて、定着率向上にもアプローチしているんだ。

  • ロケーションフレキシビリティ:在宅勤務で日本全国どこからでも就業可
  • フレックス:毎月の標準総労働時間に達していれば始業・終業時間を自由に設定可
  • 短日短時間勤務:週3日・20時間以上の範囲内で勤務時間を設定可

地域や就業時間で働くことを諦めていた人でも活躍できる勤務体制がある。

新しい領域に挑戦するために、1人でも多くの優秀な人材を確保しているよ。

外資系に合わない人はすぐ辞めてしまうから

アクセンチュアはアイルランドに本社を持ち、アメリカでは上場もしている外資系企業。

日本法人においてもトークストレートという文化が浸透しているんだ。

駆け引きや言い訳をせず、意見を率直な言葉でロジカルに伝えることが推奨されている。

そのため、日本特有の「空気を読む」という風潮がないよ。

ハッキリとした物言いが飛び交う職場に馴染めないと、早々に退職する人も。

欠員はプロジェクト進行に影響するので、リスク回避のためにも大量採用をしているんだ。

女性の採用を強化しているから

働く女性への理解やサポート環境を国際的な視点で整えているのがアクセンチュア。

2006年から社内ではGenderDiversityCommitteeという組織を発足し「女性の採用強化・働く意欲向上・女性管理職の輩出」を目標に行動計画を実行しているんだ。

その活動の1つとして世界の全女性社員が参加できるInternational Women’s Dayを開催。

国際女性デーにあわせておこなわれ、スピーチやディスカッションによってキャリアのあり方を考えることができるよ。

女性のライフイベントを支える取り組みには、他にも次のようなものがある。

  • 母体保護休暇:妊娠中に80時間まで休息可、通院のための特別休暇を月1回付与
  • 育児休業:子が2歳になるまで取得可
  • 育児時間:子が0歳のとき、休憩時間を除いて1日2回各30分まで有給扱いで取得可
  • 子の看護休暇:未就学児の扶養人数によって年に40時間または80時間の休暇を付与
  • ベビーシッター補助:初期費用100%、利用費50% (2万円まで/月)を会社が負担
  • ベビーシッター法人契約:当日でも予約可能なシッターサービスの提供
  • 育児コンシェルジェサービス:育児全般の問い合わせに専任スタッフが対応
  • スポンサー制度:管理職候補の女性に指導役の先輩社員をつける

こうした施策が実を結び、社内の女性比率は22.1%から37.9%へ向上(2023年)

日経WOMANでは「2021年女性が活躍する会社Best100」の総合第1位にも選ばれたよ。

エンジニアを志す女性からも注目を集め、新卒の女性採用比率は50%を上回ったんだ。

男女共に働きやすい環境を整備=IT業界の人材不足は解決できる、という結果を示したよ。

全国転勤を受け入れてくれる人が必要だから

エンジニアは基本的に客先常駐でプロジェクトに参加するので、内容によっては地方や海外への出張なども発生する。

だから、全国勤務できることを入社条件にしているんだ。

どこへでもいけるようなフットワークの軽い人は大歓迎。

逆にグローバルな職種につく事もできるので、よりよい子育て環境を求めて、自らロンドン支社への異動を希望した社員もいるよ。

勤務地を固定したい事情があれば、職種によって可能か判断するため応募時に相談しよう。

以上がアクセンチュアが誰でも受かると言われる理由なんだ。

最初にも伝えたけど、もし「誰でも入れる」という理由でアクセンチュアに転職を考えているなら以下のサイトでご自身の「市場価値」を確認してみて。

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次に「誰でも入れる」という理由だけで入社しても、企業とミスマッチが原因ですぐ退職してしまうとお互いにとって良くないので、どのような人が求められているか見ていこう。

アクセンチュアが求めている人、ミスマッチな人

アクセンチュアの求める人材とミスマッチな人はコチラ。

  • 積極的なチャレンジができる人
  • 自己主張と受容性のバランスをとれる人
  • 世の中の流れに敏感な人

世界的企業の一員になるために、自発的な行動が求められる点などをお伝えするね。

積極的なチャレンジができる人

社員に求めるDNAの1つとして、チャレンジ精神があげられる。

アクセンチュアがコンサルティングや技術者派遣業のトップを走り続けられるのは、複雑な顧客課題を技術力で解決し、競合他社との差別化に成功しているからだよ。

例えばコロナ禍ではエンタメ業界でオンライン需要が高まることにいち早く注目。

芸能プロダクション吉本興業のデジタル戦略を支援し、2021年4月にライブ配信やオリジナルコンテンツをまとめた「FANY」というプラットフォームをリリースしたんだ。

常に挑戦する姿勢のおかげで、世界的不況でもビジネスチャンスを創出できたと言える。

そのため、現状維持で仕事をこなしたい人にとっては向かない職場だね。

実力があれば若手でも活躍できる一方で、実績を上げられないとプロジェクトから外されたり昇給がストップした実例もある。

年収アップやインセンティブ獲得を狙う場合は最適な環境だけど、ほどほどに仕事をしてアフターファイブに力を入れたい人はミスマッチを感じるよ。

自己主張と受容性のバランスをとれる人

49カ国にわたって約742,000人の社員を抱えるアクセンチュアにとって、文化の多様性を受け入れるのは当たり前の事。

専門性の高い技術者で意見をぶつけ合うことが、チームの成長につながるとしているんだ。

事業領域も広いので、時にはコンサルタント・エンジニア・デザイナー・データ解析チームが部門を横断して組織されることもある。

立場や関係性を越えて臆せずに主張できる発言力が必要だね。

そのため、自分から意見を述べられない人や焦って的外れな指摘をしてしまう人には居心地が悪くなりがち。

外資系のコンサルタント会社ではチームワークやリーダーシップを求められる傾向にあるけど、アクセンチュアではそれと同じくらい受容性も重視されているんだ。

違いを認めて多様な意見を取り入れることでプロジェクトがより良い方に向かうからね。

カリスマ性よりも全体的なバランスを考えられる人が重宝されるよ。

世の中の流れに敏感な人

アクセンチュアは欧米の最新事例を日本に取り込むビジネススタイルが強み。

顧客の課題解決をとおして、日本のITを成長させたい意欲のある人材を求めているよ。

つまり、世の中の流れに興味がない人はついていけなくなるね。

先端テクノロジーを活かした企画提案のために、アンテナを張り続けないといけないよ。

日本企業はDX化の波が来ているので、現時点の売上は増収増益の傾向が続いている。

優秀な人材が集まりやすいので、採用候補者の中で目立つためにはトレンド技術や最新のセキュリティ対策への知見を深めておく必要がある。

面接で勉強不足を指摘されたら、落ち込むより素直に受け取って情報収集に励むといいよ。

最後に、「アクセンチュアは誰でも受かる」という訳ではなく、もちろん不採用にあった人もいるからその理由を見ていこう。




アクセンチュアの面接に落ちた人の特徴

不採用になる人の特徴はコチラ。

  • キャリアアップの意識がない人
  • 実行力のない人
  • メンタルとフィジカルの両面が強くない人

主体的な姿勢が重視されるなど、面接時のポイントも含めてお伝えするね。

キャリアアップの意識がない人

アクセンチュアの一員になるためには、成し遂げたいプロジェクトや入社理由を明確に伝えることが必要。

5年後にどうなっていたいのかなどキャリアに対する質問もあるよ。

将来像が描けているかどうかで、実際の業務に対する理解度を問われているんだね。

自己成長のビジョンがなく、大手だからという理由で応募すると、本気度が伝わらないため不採用になりがちだよ。

採用面接では、経験が成果に結びついた話や、努力を継続したエピソードが好まれる傾向。

さらに最終面接は全て逆質問だったという経験者の声もあるんだ。

IT業界への興味関心・熱意があれば企業研究をしているはず、という前提があるからだね。

顧客分野の展望に事業内容がどこまで活かせるのか、競合に勝る点や劣る点をなど分析した上で、いくつか質問を考えておくことがオススメだよ。

実行力のない人

結果を残すためにはロジカルな思考とPDCAサイクルを回す実行力が求められる。

達成する根拠のない目標を掲げたり、理想だけで実例が伴わない体験談はNG。

面接官の期待値が下がっていくよ。

また、アクセンチュアでは2015年から独自の働き方改革「Project PRIDE」を推進中。

残業時間の徹底した削減をおこない、生産性の向上が常に求められている。

会社側から次のようなヒントが提示されているので、タスクの効率化は社員1人1人が実現しなければならないんだ。

  • PRIDETool Box:業務のコツや生産性向上に繋がるツールを紹介
  • チャットボットの開発:管理業務を効率化
  • 自動化RPAの開発:プロジェクト概要を登録する際に利用
  • 時間の達人ショートVTRシリーズ:生産性の高い社員から学べる講座
  • データベースの活用:60万人以上の社員の知見と国際的な事例を集積したDB
  • PRIDEポータルサイト:目標例や良い例など働き方改革に関する情報を閲覧
  • 遠隔ツールの活用周知:全社員と遠隔コラボレーションが可能なツールを紹介

ITツールを活用し、優先順位をつけて処理することが常に求められるよ。

頭をフル活用するから、マルチタスクをこなせる人でないと対応が難しい可能性があるね。

メンタルとフィジカルの両面が強くない人

通常時の平均残業時間は1人あたり1時間未満(2023年)だけど、繁忙期には仕事とプライベートの境界があいまいになってしまうほどワークの比重が高まる。

さらにスピード昇進を狙うなら、実績やスキルを獲得するための勉強時間も必要だね。

そうした部分に対応するには、メンタルとフィジカルの強さが重要になってくるよ。

また、プロジェクトごとの仕事環境の変化を受け入れられないと続けていけない。

最初の配属では、現場を理解してほしいという意図で、スキルが活かされない場所にアサインされることもあるんだ。

希望プロジェクトに配属されなくても、モチベーションを保って生産性の向上やスキル獲得に力を尽くしていけば、希望キャリアへの道が開けてくるよ。

さらにプラダやマイクロソフトなど名だたる企業との華やかなプロジェクトに携われる可能性はあるけれど、大企業特有の厳しい要求に耐えるメンタルは絶対に必要。

失敗を引きずるとクリエイティブな思考は出てこないから、チームで協力してポジティブなマインドを共有していくのが大規模プロジェクトを乗り切るポイントだよ。

まとめ

もし、「誰でも受かる」という理由で企業に就職を考えているなら、自分の市場価値を客観的に確認するべき。

「誰でも受かる」と言われる企業でも、面接で落ちる人はいるし、入社したとしてもミスマッチにより退職してしまうと自分にも企業にとってもデメリットが大きいんだ。

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