【塩野義製薬やばいと言われる理由5選】元社員の評判を解説!知らないと失敗する!?

塩野義製薬 やばい

筆者・記事構成

本ページは元社員の口コミ・評判をもとに内容を構成しています。

質問者

塩野義製薬の求人が気になって、元社員の口コミをインターネットで調べると「塩野義製薬 やばい」とか検索候補にでてきて不安になってしまって…

たしかにネット上には、ネガティブがコメントが書き込まれているけど、このような書き込みは元社員(つまり退職者)が書き込むからネガティブな情報に偏りがち。

偏った情報は直感や思い込み、感情によって「認知バイアス」に陥りやすく、本当は良い企業を避けてしまう危険も…

自分は「情弱」じゃないと思っている人ほど要注意です。

国が行った調査で、新規学卒就職者の3年以内の離職率は医療分野の場合、38%以上!

参考:厚生労働省|新規学卒就職者の離職状況

この結果からも、企業選定の重要性が分かると思います。

ちなみに、企業のネガティブな評判が就職希望者に及ぼす悪影響は次の記事で紹介されていて、今まで知らなかった人は要チェック。

 




そこでこのページでは「塩野義製薬 やばい」と言われる理由と、その口コミに隠れている情報も解説していますので、読むと塩野義製薬について偏見なく企業分析できるようになります。

塩野義製薬やばいと言われる理由5選

塩野義製薬の元社員によるネガティブな口コミで代表的はものは次の通りです。

  • 無駄な業務が多い・スピード感が遅い
  • 年功序列の社風が強い
  • 感染量以外の領域の製品が弱い
  • 人員削減が行われている
  • トップダウンで意思決定

ここから「やばい」と言われる理由を深掘りしていきますが、理解してもらいやすいように先に「どのような企業か」から説明します。

『もう知っている』って人は読み飛ばしてくださいね。




塩野義製薬ってどんな企業?

塩野義製薬株式会社は大阪府中央区に本社を構える日本の製薬会社。

1878年に塩野義製薬の前身となる薬種問屋「塩野義三郎商店」として誕生し、和漢薬の販売からビジネスをスタートさせ、現在まで医療用医薬品、OTC医薬品を提供し続けています。売り上げは4267億円(2022年)、従業員数は5693名(連結)になります。

製品ポートフォリオとしては、​​感染症領域に強みがあるのが特徴。

直近では、2022年に型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬として「ゾコーバⓇ錠125mg」が厚生労働省から承認を得て製造販売が始まっているのはみなさんご存じですよね。

また塩野義製薬はグループ会社にOTC医薬品事業を展開するシオノギヘルスケア株式会社も抱えていて一般的にも広く知名度のある会社。

こんな大企業に就職出来たら勝ち組な感じがしますが、元社員はどのような口コミをしているのか深く見ていきましょう!

無駄な業務が多い・スピード感が遅い

全てにおいてワンテンポ以上同業他社よりも会社としての取り組みが遅れている。特にIT環境や書類関連のフォームがバラバラであったり無駄に時間がかかる。
内勤が異常に多く営業に回せる時間が削られている。

引用:openWork

大手の日系企業あるあるかもしれませんが、業務で「これ無駄だな」と思ってしまう業務は多かったですね。

例えば、IT投資が不十分だったことで、紙の書類を処理する事務作業に時間がかかったり書類の形式が各部署によって統一されていなかったり等…。

事務作業が多くて残業が発生してしまうのも嫌でしたね。

さすがにこれらの状況が続くのは良くないと危機感を感じたのか、ここ数年で組織が以前よりもフラットになり機動力が上がっています。

歴史が長い企業にもかかわらず、外部環境の変化に応じて柔軟に変化できる点は、評価できるポイントだと思います。




年功序列の社風が強い

真面目。年功序列の文化が抜けきれていない。
高みを目指さない人間には適した会社。

引用:転職会議

古き良き日系企業なんだなとは予想していましたが、想像以上に年功序列で評価される傾向が強い点は入社後のギャップとして感じたかな。

上司によって評価が曖昧な点も気になりはしました。

ですが、同僚はいい人ばかりですし、社員として家族のように大事にされている感覚があったのは良かったですね。

安定した業界で長く勤めたい人にはおすすめだと思いますよ。

感染量以外の領域の製品が弱い

感染症はやはり強いと感じる。コロナの薬剤もそうだが、研究開発速度は、かなり早くなった(コロナ治療薬の際に)。
他の領域に強みがないことが弱み。感染症のみといった感じ。他の領域にも薬があるが、売れなさすぎて…

引用:openWork

感染症領域の製品が強いのは良いですが、それ以外の領域となると製品が弱い点は少し不安がありました。

感染症以外の領域の製品がなかなか売りづらい中で、営業数字を達成するのはハードな時も正直…

将来的に他の領域にも製品を広げていく方針ではあるので、今後に期待はできますけどね。

M&Aなども目下推進しているので、今後感染症以外の領域もカバーできるようになれば心配することはないと思います。




人員削減が行われている

経営効率を高めるため、最近は数年ごとに組織改変が行われている。近年では営業本部に新部署を開設したり、OTC販売の子会社を開設。

引用:転職会議

各部門の子会社化を進めているために、人員削減に積極的に取り組んでいる。社長もMR人口を減らすと断言しているため、先行きが不安な部分がある。

引用:openWork

歴史が長い日系企業で年功序列の社風が強かったのですが、ここ数年は定期的に組織改変が行われていたり、人員削減を進めていたりと、会社の先行きに不安を感じるという声は上がっていましたね。

不安になる従業員の気持ちは確かにわかるのですが、変化が激しい時代において、同業他社に負けないように思い切った変革を起こそうという、経営層の意思を感じる点はポジティブなのではないでしょうか。

今は国内だけなく米国や欧州にも事業基盤を広げている過渡期になるため、多少先が見えない状況であっても、むしろそのような状況にチャンスを感じません?

歴史が長く、保守的な日系企業がこのような状況あるのですから。




トップダウンで意識決定

トップダウンがかなり強く、独自のアイデアを活かすことが難しい。
業績評価として営業成績をそれなりにあげてると評価はしてもらえるが年功序列制度はまだまだ残ると感じる。

引用:転職会議

上層部の意見が強い、いわゆるトップダウンの雰囲気はありましたね。

上からの指示通りに動くことを求められるため、風通しが良くない、と思っている社員も多かった気がします。

年功序列の雰囲気で、かつ中途採用の社員数が少ない環境のため、同じような雰囲気・バックグラウンドを持った社員が多いことも、こういった雰囲気の情勢に寄与しているのでしょうか。

個人的には、面倒見がいい社員が多く、仕事のやり方を教わる機会が多かったことは、自分のキャリアにとってもプラスだったと思っています。

仕事外での社員同士の交流も多く、仲も良かったですしね。

企業のネガティブな評判が就職希望者に及ぼすネガティブバイアスが気になる人は、次のページでチェック。

 




もちろん、上述したようなネガティブな口コミだけではなくポジティブな口コミもたくさん見かけます。

代表的なものだと以下のような意見がありました。

感染症領域における創薬力が高い

感染症領域における創薬力は高い。また、個々の研究者の能力は高い印象である。

引用:openWork

会社の体制として、研究開発力が高い、という意見がよくあがっています。

先輩や同僚も、優秀で尊敬できる研究者が多かったですね。

実際に、新薬を定期的に販売できている、研究開発のパイプラインが豊富であるという点も、研究開発力を裏付ける要素となっていると思います。

また、提携先企業との交渉をまとめていく力もあり、提携先含めた研究開発を推進できていることも強みになっています。

会社の知名度がある

ネームバリューがあり、どこの会社の人かわかりやすい。販売する製品も多くありまた、どくそうてきな製品も持っておりライバルとの競争にも強いとおもいます。

引用:転職会議

歴史が長い企業のため、長く使用されている製品の割合が全体的に高くなっています。

そのためベテランの医師からは、社名だけで信用していただくことが多く、営業は非常にやりやすかったですね。

製品のブランド力もあるので、心からおすすめできる製品を売ることができて良かったと感じています。

まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

元社員による「塩野義製薬 がやばい」と言われる理由を説明してきました。

ここで伝えたかったのは、ネガティブな口コミにより「認知バイアス」に陥り企業選定に失敗しないよう注意してほしい点です。

また、企業分析は自己分析もセットで行う必要があり、ご自身にとってこの企業があっているのか、しっかり考察しましょう。

認知バイアスに陥らない一番確実な方法は次の記事で紹介されていて、知らない人は要チェック。