本ページは元社員の口コミ・評判をもとに内容を構成しています。
質問者
たしかに、ネットで上には「良品計画」の社員について、ネガティブな情報が多いですよね。
でも、一般的にネット上に書き込まれている企業の評判は辞めた社員が書き込むことが殆どでネガティブな情報になりがち。
「情弱」の人はネガティブな情報を目にすると、直感や感情で「認知バイアス」に陥り企業選定を誤る危険も。
『自分は情弱じゃない』って思っている人程、要注意です。
国が行った調査で、新規学卒就職者の3年以内の離職率は小売業の場合、38%以上!
この結果からも、企業選定の重要性が分かると思います。
ちなみに、企業のネガティブな評判が就職希望者に及ぼす悪影響は次の記事で紹介されていて、今まで知らなかった人は要チェック。
ここでは「無印良品の社員がきつい」と言われる理由と、その裏にある情報まで深堀してきますね。
このページを読むと「良品計画」について、偏見なく企業分析できるようになります。
元社員の評判を解説!社員がきついと言われる理由、良品計画の離職率は高い!?
「きつい」と言われる主な理由には、以下の要素があると思います。
- 良品計画は離職率が高い?
- 想像以上に体力仕事できつい
- 転勤の回数が多くてきつい
- IT分野に弱くてきつい
- 体育会系の風土が強い?
- 評価制度が不安定で変わりやすい?
これだけだと、分かりずらいですよね。
ここから、「きつい」と言われる理由を深掘りしていくのですが、理解してもらいやすいように、先にそもそもどんな企業なのか説明します。
『もう知っているよ』って人は読み飛ばしてくださいね。
無印良品ってどんな企業がおさらい
無印良品は、商品企画から開発・製造、流通・販売までを行う製造小売企業です。
「株式会社良品計画」が運営母体となっており、衣服や生活雑貨、食品といった日常生活全般に関わる商品群を幅広く展開しています。
1980年に日本で生まれ、1989年に株式会社西友から独立。
2022年8月期現在では、グループ全体の年商が4,961億円、従業員数は臨時従業員を含め全体で19,009名となっています。
現在の店舗数は全世界で1000店舗を越えており、取り扱う商品群も衣服や生活雑貨、食品に加え、家まで手がけています。その扱う商品数は7000アイテムを越えているのですから、もの凄い事業規模ですよね。
また、株式会社良品計画の主な事業は、無印良品を始めカフェ・ミール事業、キャンプ事業、住空間事業である「株式会社MUJI HOUSE」、オリジナル家具や雑貨を扱う事業など多岐にわたっています。
数々の名品を世に生み出し、もはや日常生活には欠かせない無印良品。
そんな無印良品ですが、ネット上にはどんなネガティブな情報があるのか見ていきましょう。
良品計画は離職率が高い?
離職率が高いという噂があるのですが、実は離職率が5%だったことも。
小売業の場合、平均的な大卒の離職率が38%以上であるため、その低さが分かりますよね。
その理由は、無印良品の商品や雰囲気が好きで入社する人が多いからだと思います。
ただし、小売業であるため、給料は決して高いとは言えないため、やりがい重視で入社する人が多い傾向。
参考:マイナビニュース
想像以上に体力仕事できつい
入社してから知ったことですが、結構な力仕事があります。
無印良品の店舗を見ていれば分かりそうなものなのですが、実は陰で展示入れ替えのタイミングで家具の移動や組み立てなどを1日かけて行う事も多いです。引用:openWork
店舗では衣類や雑貨の品出し、また家具の組み立ては慣れてないないと意外に時間かかかる。
想像以上に体力勝負の仕事であることが分かります。
品出しなどで重たい荷物ばかりを扱うと、腰痛や肩こりに悩まされそうと不安に思う方もいるでしょう。
しかし、普段から体を動かせる環境があると考えれば、案外悪いことばかりではありません。
もちろん無理は禁物ですが、日常的に荷物の持ち運びを行っていれば筋肉もそれなりについてきます。
また、家具用品を扱う店舗ではDIYスキルも身につくので、好きな人には向いているかもしれませんね。
転勤の回数が多くてきつい
転勤の頻度が多い。男女問わず、全国型社員であれば転勤させられる印象。
生活が根こそぎ変わってしまうため、自分のライフプランをしっかりと立てることができないような感じがする。引用:転職会議
日本全国だけでなく、海外進出も積極的に行っている無印良品。
総合職だと全国転勤の可能性があるのは少々ネガティブに感じるかもしれません。
早いと半年〜1年に1度のペースで転勤するとなると、生活が安定しないのでは…と不安に思う気持ちも分かります。
ただ、どんな会社にも合わない職場というのは存在します。
いつか転勤するということが分かっていれば、合わない上司や同僚とも割り切って付き合えるのではないでしょうか。
そういう意味では、ある程度気楽に働くことができて良かったかな、と思います。
短スパンで全国転勤できるなんて、会社の引越し負担や住宅補助で行ったことのない土地に住めて、ある意味ラッキー!と思っていたかな。
新しい環境で刺激が欲しい人には向いている環境だと思いますよ。
IT分野に弱くてきつい
圧倒的に弱いのがIT、社内システム、機械全般。商品名が同じなもの、似ているモノが多いのに、半角だと検索にヒットしない、過去の商品が大量に表示されるなど。
引用:openWork
社内システムを始めとした、IT機器全般の分野が弱いという声がありました。
最近ではセルフレジを取り入れる店舗が増えてきており、作業効率化が加速していますよね。
一方で、商品検索をすると今は販売していない過去の商品が出てきたり、半角だと検索にヒットしないなど、業務ツールの改善はまだまだ追いついていない印象があります。
さらに、顧客情報は基本的に紙ベースでの管理であったり、押印文化も根強く残っているのが現状です。
これだけデジタル化が進んでいるにも関わらず、社内システムが追いついていないことにモヤモヤする社員は多かったですね。
ですが、IT分野はまだまだ伸び代のある分野だと思っています。
システムが原因で店舗運営に支障をきたしているのであれば、その課題は非常に深刻だと思います。
システムが改善されて業務効率が上がれば、業績アップに直結しますからね。
アパレル業界全体でもIT分野はまだまだ発展途上なので、挑戦しがいのある環境だと言えますね。
体育会系の風土が強い?
店舗の落ち着いた雰囲気の裏側では、幅広い商品やサービス取り扱うための知識や業務が山のようにあり、いつもバタバタ時間に追われるため、非常にギャップが大きい。体育会系。
引用:転職会議
現場の雰囲気であったり、上司の気質は体育会系のイメージが強い部分はありましたね。
ゆるやかな雰囲気の店内ですので、仕事もゆったりしているのかなと思いますが、入社してみてイメージが変わったという方も多いと思います。
筆者も決して体育会系気質ではありませんが(笑)、周りの環境が自分に良い影響をもたらしてくれることもありましたね。
自分ではできないだろうと思っていた仕事が、周囲のパワーと明るい雰囲気によって案外できてしまったりとかするんですよね。
意外と精神論って大事なんだな、と仕事を通じて気付かされたこともありました。
働く際のモチベーションというのは本当に大事で、ポジティブで前向きなマインドが良い結果をもたらしてくれたことは多かった印象です。
企業風土には合う合わないの個人差がありますが、体育会系だからと言って悪いことばかりではないですよ。
評価制度が不安定で変わりやすい?
評価制度がコロコロ変わる。プロセス重視と言っていたが結局結果だけを評価されている印象。
非正規社員の時給改定をするなら正社員の給与体系も見直すべきでは。引用:転職会議
評価制度がこれまで何度か変わっていましたね。
たしがに評価内容も、プロセスより結果を重視される印象が強かったかも。
しかし、評価制度が変わりやすいということは、それだけ会社が時代の変化に対応しようと努力しているということでもあります。
時代遅れの古いルールから変わらない会社よりかは、変化に柔軟に対応できる会社の方が色んな意味で安心感はあったかな。
少子高齢化がますます加速する中で、少数精鋭は日本全体で求められる能力。
これまで以上に結果に拘る働き方に変えていけるのは、不要な残業も減らせてむしろ良いのかな、と感じていましたね。
ここまで色んなネガティブな口コミを見てきましたが、もちろん良い評判もたくさんありました。
代表的な口コミをいくつかご紹介しますね。
企業のネガティブな評判が就職希望者に及ぼすネガティブバイアスが気になる人は、次のページでチェック。
無印良品の社員の良いところ
幅広い事業内容
無印良品のファンだと言ってくださる方が多いこと。
また衣生食の3部問を持っているためどこか一つが苦戦しても他部門でフォローできること。引用:openWork
衣・食・住の三本柱を持っていることは、無印良品の圧倒的な強みだと言えるでしょう。
もし何かの部門が上手くいかなくても、他部門でカバーすることが可能です。
無印良品の根強いファンも多くいるくらいですから、これから生まれる名品にも注目が集まりますね。
ワークライフバランスが充実している
残業に関しては月間3時間未満。残業率も店舗ごとに開示される為、啓発はされているがこちらも自分次第で残業なしも可能。
引用:openWork
出産や育児、介護といったライフイベントと仕事を両立させるため、多様な働き方を選択する制度が整っていましたね。
店舗であれば基本的にはシフト勤務になりますが、土日休みも希望を出せば休むことが可能。
残業は少ない時だと月に3時間程度のときもありましたね。
2021年からは週休3日制のバランス型制度も導入され、さらに働きやすくなった印象があります。
本部勤務の場合はフレックス制度が導入されていますが、日常的に在宅勤務も可能で在宅勤務時の水道光熱費まで支給されます。
ここまで手厚い福利厚生ですから、ワークライフバランスはかなり充実すると思いますよ。
まとめ
いかがでしたか?
このページで伝えたかったことは、就職先の企業分析の際にネガティブな情報をそのまま真に受けないで欲しいということです。
ネガティブな情報はご自身にも当てはまるものもあれば、逆にポジティブと言える要素もあったのではないでしょうか?
企業分析を行う際は、自己分析も並行して行い「認知バイアス」に陥らないようにしましょう!
認知バイアスに陥らない一番確実な方法は次の記事で紹介されていて、知らない人は要チェック。